2009年 07月 31日
初めて山登りに行ったのは中学生のときで尾瀬でした。 学校の年配の先生方は青春時代の登山ブーム世代だったのか生徒たちを連れて行ってくれたんですね。 それから私の山登り熱は上がってしまいました。 尾瀬以外にも富士山の展望が最高の三つ峠山(ロッククライミングの練習コースがある山でクライマーならほとんどのかたが知っています。)も何度も行き、高尾山のキャンプや八ヶ岳連邦などあちこちを登りました。 初めて北アルプスに挑戦したのは高校1年。 アルピニストの憧れ、北アルプスでも1,2を競う難関コースと言われる西穂高岳から奥穂高岳の縦走路でした。切り立った岸壁、稜線で落っこちたらさようならーのコースが10時間近く続きます。 でも自分でもちゃんとコースを勉強したりどれだけ大変で、危険かを知らずの参加。 両親もよく行ってらっしゃいと言ったもんだと今になると思います。 家の両親も若い頃はアルプスを登り歩いていました。 本当にきついコースでもう泣きそうになりながら、来てしまったから引き返すこともできず。自分との戦いに勝って目的地に到着したときは本当に感動でした。 そして登った人にしか見えない雄大な自然。 次に挑戦したのは高校生で上高地から槍ヶ岳へ登り奥穂高岳への縦走。これまた3日間くらいかけての縦走です。 このコースも本当に神経を張り巡らして切り立った岩肌を3点確保で登り、岸壁を鎖つたいに登ったり本当に命懸け。 最後のアルプスも2回目と同じコースでしたが社会人になって行った時は恐怖心がすごくてがたがた震えてしまい足が進まなくなってしまってガイドさんが落ちても岩にひっかかって落ちないようにザイルワークをしてくれてなんとか行ってきたのでした。 山登りで沢山のかたと知り合い、夜山小屋で色々な山談議の花を咲かせたり、ご来光を見たりパノラマの大自然を満喫したり、高校生の時ご一緒したもう80代になるかたと今もお手紙のやり取りをしたり。 もうきっとこんな怖い山々は行けないだろうけど自分との戦いに挑戦してやり遂げたときの感動やその後の色々なことに対して自信をもてたことは大きなプラスだなーと思いました。 でも周囲の人からは変わり者に思われていたでしょうね。 ちょっとマイナーでマニアックなブログになってしまいましたが子供たちにも何かを頑張ったり、挑戦したりしてたくましく、自信をもって生きていってほしいなーなんて思う母でした。 家の主人は何で山に登りたいのかわからないー、キャンプもなんで外でご飯を食べなくちゃいけないのというまったくアウトドア派ではないので一緒に行くことはないかなー。
by caramel-walnut
| 2009-07-31 10:46
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